自分の肌質について、みなさんはどれほど正確に知っていますか。

何となく乾燥しているから乾燥肌、などと曖昧に理解していると、適切なスキンケアができない可能性があります。
この記事では肌質改善に役立つ肌の仕組みの解説や肌質の種類、特徴などの情報をお届けします。
自分の肌質を正確に知って、適切なスキンケアを実践しましょう。

肌のターンオーバーの仕組み

肌のターンオーバーの仕組み

肌質改善のためにはまず、肌の仕組みを知ることが大切です。
人間の肌は表皮と呼ばれる層があり、この表皮は基底層、顆粒層、有棘(ゆうきょく)層、角質層という4つの層で異物が体内へ侵入するのを防いだり水分の蒸発を防ぎうるおいを保つ役割があります。この表皮の90%以上が角化細胞と呼ばれる細胞で構成されており、基底層で作られた後、肌の表面へと押し上げられ、最終的に角質として肌の表面から剥がれ落ちます。この一連の肌の代謝をターンオーバーと呼びます。
肌荒れは、睡眠不足や食生活の乱れ、たばこやストレスなどでこのターンオーバーの周期が乱れることが原因で起こります。
肌質改善は、ターンオーバーの周期を整え、表皮の角質層の状態を適切に保つことで行われます。
しかし、表皮の状態だけに着目しても、正しいスキンケアは出来ません。
自分の肌質を知って自分の肌質に合った適切なスキンケアを行うこととで、肌質改善へと繋がります。
H2自分の肌質を知って適切なスキンケアを行おう!
肌質改善の第一歩は、自分の肌質について正しく知ることから始まります。
いかにチェックポイントをご用意いたしましたので、まずは自分の肌が4種類の肌質のどれに当てはまるのか確認してみましょう。一番チェックが多かったものがあなたの肌質です!

ノーマル(普通)肌オイリー(脂性)肌
肌トラブルに悩むことが少ない
お肌はシットリしているがベタつくほどではない
気温や室温が変化してもあまり乾燥が気にならない
季節の変化などで、乾燥肌やオイリー肌に傾きやすい
キメ細かくハリやツヤも感じる
毛穴は比較的小さく、目立たない
洗顔後、短時間でお肌がテカる
朝、起きたときにテカりを感じる
お肌の見た目が脂っぽい
毛穴の開きが気になることが多い
お肌のゴワつきや、硬さが気になる
ニキビ・吹き出物ができやすい
ドライ(乾燥)肌オイリードライ(脂性乾燥 / 混合)肌
洗顔後、短時間でツッパリを感じる
朝、起きたときカサつきを感じる
小ジワが目立つ
ちょっとした刺激で肌が赤くなるなどトラブルが多い
キメ細かく、毛穴は小さく目立たないことが多い
ニキビに悩むことは少ない
洗顔直後はカサつきを感じる
少し時間が経つとベタつきを感じる
Uゾーンのベタつきを感じる
ニキビや吹き出物に悩むことも多いがお肌のカサつきを感じる場合もある
目もと・口もと・頬はカサつくのに、Tゾーンはベタつく
背中の真ん中・胸もとなど皮脂の多いところにニキビができやすい

ノーマル肌ってこんな人

ノーマル肌ってこんな人

ノーマル肌とは、水分と油分のバランスが取れた肌のことを言います。
きめが細かく、毛穴も目立ちにくいのが特徴で、肌のトラブルが起こりにくい理想的な状態の肌です。

オイリー肌ってこんな人

オイリー肌ってこんな人

オイリー肌は、水分が十分であるか少し多いくらいで、油分が特に多い肌のことです。
うるおいや弾力はありますが、油分が多いのでべたつきやすく、肌のきめは粗くなりがちです。
また、毛穴は開きやすく、ファンデーションが崩れやすいのも特徴の一つになります。
油分が過剰だとニキビや肌荒れの原因となるので、余分な皮脂を取るスキンケアが必要になります。
また、化粧水にはオイルフリーと書かれたものなどを選ぶのが最適です。

ドライ肌ってこんな人

ドライ肌ってこんな人

ドライ肌は、水分も油分も少ない肌のことを言います。 皮脂の分泌が少ないため水分が蒸発しやすく、肌のきめは細かいがかさつきやすいのが特徴です。また、肌の表面だけではなく内部の水分も蒸発しやすくなっています。
ドライ肌はうるおいが極端に足りていない状態ですので、悪化すると表皮の角質が剥がれ落ち、外部の刺激に対して敏感になります。この状態を敏感肌と呼びます。
ドライ肌や敏感肌には、保湿力とバリア機能を高めるスキンケアが必要です。
また、年齢を重ねる毎に肌の保湿成分は減少し、ドライ肌や敏感肌に陥りやすくなります。
だからこそ、肌のうるおいケアは年齢と共に注意深く行う必要があるのです。

オイリードライ肌ってこんな人

オイリードライ肌とは、油分が多いにもかかわらず水分が少ない肌のことです。
特に肌の内側に水分が不足している場合が多く、この特徴からインナードライとも呼ばれています。
特徴として肌のきめは粗く、部分的に乾燥していたり、全体的にかさついていたりします。
また、毛穴の開きは目立ちがちで、皮膚が硬いためファンデーションが崩れやすいのも特徴の一つです。
オイリードライ肌のスキンケアとしては、保湿力の高い化粧水を用いつつ、余分な皮脂を定期的に取り除くことが大切です。
また、油分の多いクリームなどは控えるのがよいでしょう。

オイリードライ肌はべたつきと乾燥という2つの特徴を持っているため、適切な対処が難しい肌質です。誤った対処を行ってしまうと、肌の状態をかえって悪化させてしまいかねません。
自分の肌質をはっきり知りたいという場合は、コスメショップで肌質診断をしてもらうなどすることが重要です。

適切なスキンケアを行えば、肌質は着実に改善していきます。
スキンケアを習慣化すれば理想の肌へはあともう少しです。
自分の肌質を知り、理想の肌を目指してぜひ肌質改善に取り組んでくださいね。

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